こんにちは!「ヘアーインフォカレッジ」のHAYATOです。
今回は、最も身近な「髪」について学んでいきましょう。
美容学校でも一通り教わる内容ですが、今一度復習もかねてご覧ください。
また、この記事を読むことでパーマが髪のどこに影響を及ぼすのかも学ぶことが出来ます!
一般の方々も興味があれば是非最後まで読んでみてくださいね(・ω・)ノ
この記事は
美容師アシスタント
若手美容師スタイリスト
髪に興味のある方
に向けての記事になります。
それでは楽しんでいって下さい!
目次
1.髪はタンパク質でできている
髪の主成はタンパク質で出来ています。
分解すると”アミノ酸”という小さなものになり、
”アミノ酸”が2~100個集まると”ポリペプチド(PPT)”
100個以上集まると”タンパク質”
になります。
人間の体を作る”アミノ酸”は20種類あります。
その組み合わせ、繋がり方で約10万種類の”タンパク質”を作ることができるのですね!!
すごい!!
2.タンパク質の種類
タンパク質は大きく分けて2つに分けることが出来ます。
一体どういうものなのか、個別にみていきましょう!
ケラチンタンパク
主に「髪」「爪」「角質(肌)」の硬い種類のタンパク質。
健康な髪を維持する上で非常に重要な成分で
「シスチン(システイン)」という美容施術には欠かせないアミノ酸を約15%と多く含んでいます。
この成分の影響で、硬い性質を持つことが出来ています。
さらに言えば、このアミノ酸はほかのタンパク質にはほとんど含まれていません。
ちなみに、毛髪を構成しているケラチンタンパク質は18種類ほどあります。
グルタミン酸、セリン、プロリンも多量に含み、
毛髪内部でも部位によって構造が違います。
コラーゲンタンパク
主に「肌」「内臓系」に含まれる軟らかいタンパク質。
保湿性にも富み、各組織の形態保護にも役立っています!
さらに、
人体の約30%がコラーゲンで出来ています。(1/3も!!)
美容で重要視されるのも納得!!
もちろん美しい髪を作るうえでも重要で、
接種することで毛乳頭や毛母細胞が刺激され活性化します。
お肌にも髪にも良い優秀なタンパク質です(´・ω・`)
その他の代表的なタンパク質
シルク
繊維状タンパク質。絹由来で中性アミノ酸(グリシン、アラニン、セリン)が多く含まれている。
吸水性が少なくてサラサラした質感が特長。
小麦
繊維状タンパク質。小麦由来で酸性アミノ酸(グルタミン酸、アスパラギン酸)を多く含む。
髪や皮膚への保湿効果が高い。ツヤ感や手触りの向上が期待できる。
大豆
植物性タンパク質。大豆由来で酸性アミノ酸(グルタミン酸、アスパラギン酸)を多く含む。
髪への吸着性がよく保湿効果も高い特徴。
髪を軟らかくクシ通りをよくする。
3.アミノ酸の種類
ここは各種アミノ酸の配合の分布です、ヘアケアの参考にしてください(・ω・)ノ
中性アミノ酸
・グリシン 7.3%
・アラニン 4.0%
・バリン 4.7%
・ロイシン 8.4%
・イソロイシン 2.2%
・フェニルアラニン 2.7%
・プロリン 3.7%
・ヒドロキシプロリン ー
・スレオニン 7.2%
・セリン 7.6%
・チロシン 3.1%
・メチオニン 1.0%
・トリプトファン 0.7%
・シスチン 16.0%
・システイン酸 ー
塩基性アミノ酸
・アルギニン 9.6%
・ヒスチジン 0.9%
・リジン 2.6%
・ヒドロキシリジン ー
酸性アミノ酸
・アスパラギン酸 6.0%
・グルタミン酸 12.3%
今回は髪の組成、アミノ酸について学びましたね!
また次の記事で、少しずつ理解を深めていきましょう!!
good hair life for you!!