こんにちは!「ヘアーインフォカレッジ」のHAYATOです。
今回は「キューティクル」について学んでいきましょう(´・ω・`)
事あるごとによく聞く”キューティクル”
その構造まではなかなか知ることはないかもしれません
私自身も若手の頃は、少ししか知りませんでした
ですが、より深く知ることで明日からの美容施術に役に立つことは間違いありません(・ω・)ノ
この記事は
美容師アシスタント
若手美容師スタイリスト
髪の事に興味のある方
に向けての記事になります
それでは”キューティクル”について一緒に学んでいきましょう(´・ω・`)
目次
キューティクル(毛小皮)
毛髪は三層構造から成っており、最外層から順に
キューティクル(毛小皮)→コルテックス(毛皮質)→メデュラ(毛髄質)
と、なっています。
キューティクルは通常4~6枚が、竹の子のように重なり合ってできています。
非常に硬い ”ケラチンタンパク” で、出来ていますが、もろい性質もあります。
今回は一番外側にある、「キューティクル」にスポットを当てて基本的な事を学んでいきましょう。
キューティクルの役割
キューティクルは髪の傷みの原因に深く関係しています。
毛髪内部を保護したり、間充物質の流出を防いだりと外的要因や化学的要因のダメージ双方から守ってくれています。
故に失ってしまうと、急激に傷みが進行してしまいます。
普段からの自宅ケア(ドライ、洗髪など)の方法や、お客様にはトリートメントの重要性をしっかりと説明する必要があります。
8層構造
キューティクル1枚は、通常8層から構成されており、画像はキューティクル1枚の断面を模した図になります。
①.アッパーβ‐レイヤー(外側β層)
②.エピキューティクル
③.A‐レイヤー
④.エクソキューティクル
⑤.エンドキューティクル
⑥.インナーレイヤー(内層)
⑦.ローワーβ‐レイヤー(内側β層)
⑧.δ層(デルタ層)
↓
①
②
・
・
・
繰り返し
細胞膜複合体
ここで重要なのは、順番でいうと⑦→⑧→①をまとめて細胞膜複合体(CMC~cell membarance complex)が形成されていることです。
↓CMCについてはこちらで詳しく
パーマやカラーの前処理?後処理?ダメージケア?細胞膜複合体とは何か ~CMCの構造と役割~
プロであれば一度は聞いたことがあるものですね!
様々な施術で必要な部分になるので、ここは必ず押さえておきましょう!
さらに、①は18MEA(18-メチルエイコサン酸)という特有の脂質で、艶や毛髪同士が絡まないよう働いている部分になります。
健康でしなやかな髪が絡まないのは、キューティクル最外層のこの脂質のおかげなんですね!
逆に傷んだ髪は、その部分が欠損しているから髪が絡みやすくなっているのです。
今回は「キューティクル」について記事にしてみました。
何か新しい発見はあったでしょうか?
少しでも皆様の学びの足しになれたらうれしいですね(^^♪
それではまたお会い致しましょう!
good hair life for you!!