コルテックスとは ~毛皮質の構造と役割 間充物質とは~

基礎毛髪化学

こんにちは!「ヘアーインフォカレッジ」のHAYATOです。
今回は「コルテックス」について学んでいきましょう(・ω・)ノ

キューティクル・コルテックス・メデュラ

髪の三大カテゴリーの一角

パーマやカラーに大きく関わる部分

美容学校でも教わる部分です

が、復習しなければ知らずのうちに忘れてしまいます(;・∀・)

この記事は

美容師アシスタント

若手美容師スタイリスト

髪の知識に興味のある方

に向けての記事になります(・ω・)ノ

それでは一緒に学んでいきましょう!

その前に基礎知識はこちらの記事で触れていますので、一度目を通していただけるとありがたいです(^^♪

基礎毛髪科学 ~髪の役割と構造~

細胞膜複合体とは ~CMCの構造と役割~

目次

<コルテックスの構造と役割>

コルテックスは毛髪の“しなやかさ””弾力”を担っている部分で、キューティクル内側の皮質細胞やCMCの集合体を指します。

上の画像の外周(黒い部分)のキューティクルの内側にあるコルテックス細胞(グレーの楕円部)やCMC(水色の部分)を総称して”コルテックス”と呼びます。

・コルテックス

皮質細胞、CMC及び間充物質(マトリックス)の集合体で、毛髪全体の85~90%を占めています。

・皮質細胞 

上図のグレーの部分、弾力や強度を生み出す。
硬い性質がある”フィブリル”という繊維の束が、約35~45%あり、皮質細胞はCMCに囲まれています。

・間充物質

薬剤や水分の通り道フィブリルとフィブリルの隙間を埋めて、繋ぎとめる役割。

<間充物質の役割>

間充物質の役割について

1.毛髪にハリと水分を与える。
2.間充物質の移動で”パーマ”がかかる。
3.間充物質がカラーを内部に留める。

様々な要因で間充物質が流失すると、ツヤやハリがなくなっていきます。
また、パーマがかかりや持ち、カラーの褪色にも影響を及ぼすようになり、美容技術を行う上で、化学的にこの間充物質が非常に重要な役割を担っています。

という事で、今回はコルテックスと間充物質について学んでいきました。
ではまた次の機会にお会いいたしましょう!(・ω・)ノ

good hair life for you!!

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